本質感

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「お願い」は全て自己中心的だ(書籍『伝え方が9割』1)

ある学校の放課後の話。
彼は私を校舎裏に呼び出だし、こう言った。
あなたが好きです。僕と付き合ってください!
私は彼が嫌いになった。
女心は複雑ね。

ラブレターを渡す視点蝶

こんにちは、視点蝶です。

時間がない、時間がない。
やることが、たくさんあるのに時間がない。
あー、時間がない。

そういえばウサギもそんなこと言ってたかしら?いや、言ってないかしら?
何の話かって?不思議の国のアリスのこと。
あの意味不明な童話。人を混乱に導く童話。
結局、あれは何を伝えたかったのかしらね。

そんなわけで、今回は「お願い」のお話。

書籍『伝え方が9割』を読む

伝え方が9割
伝え方が9割』佐々木圭一

書籍『伝え方が9割』を読んだわ。
この本はコピーライターの著者が、自分が今まで仕事を通し身につけた「伝える技術」を紹介する本。

簡単に要約していうと、

相手にお願いをする時は、直接的にいうと自分のメリットを表現していることになるので、相手のメリットになるように伝え方を工夫しましょう。
すると相手からYesといってもらいやすくなります。
そのためのテクニックをお教えします。

といった本ね。

本の例でいうと、自分を興味もってもらっていない好きな相手をデートに誘う時に、直接的に「デートしてください」というのではなく、こう言う。

「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」

『伝え方が9割』佐々木圭一(P.2)より引用

このような伝え方をすると、相手がいってもいいかなという確率があがるという。
(ちなみに、相手がパスタが好きという前提。)

自分のためでなく、お互いの幸せのためにお願いしてるのですよ」と聞こえるようにするといった感じね。
たしかに、その方が気分が悪くないわね。いい感じに。

この本には、伝え方の具体的なテクニックがいろいろ掲載されている。
技術として紹介しているせいか、人によっては「人を操作するみたいで嫌」みたいな感想も。
たしかに使い方によっては、人を騙せるテクニックともいえるし。

しかし、視点をかえてみると、とても興味深い本だわ。

お願いは全ては自己中心になる

この本を読んで大きな気づきとしては、基本的にお願いは「自分のメリット」のためにお願いしてるということ。
お願いというか「相手に何かを求めるとき」ともいえるかしら。
なので、お願いは結局「自己中心」といえる。

「お金貸して下さい」「この商品買って下さい」「付き合って下さい」「結婚して下さい」
「静かにしてくれませんか」「近づかないで下さい」
「醤油とって」「飯はまだ?」「友達になろうよ」「昼飯いこうぜ」「それ見せて」
「話、聞いて聞いて」「ねえ勉強教えて」「帰り一緒に帰ろ」「トイレ一緒にいこうよ」

お願いのレベルは違えど、これらは全部お願い。
自分の欲求のために、自分のメリットのために、相手に求めてる。
全部が、自分のため。

怖いなと思ったのは、「お金貸して」というお願いはあきらかに「自己中心」に聞こえるけど、
なにげないお願いも「自己中心」だという事実。
例えば「醤油とってくれない」というなにげないお願いも相手のためなんかじゃなく、ただ自分のためのお願い。

言われてみれば当たり前のことなのだけれども、簡単なことなのでそこまでお願いだと、人は意識してなかったりする。
でも、いくら小さくてもお願いはお願い。

また「それやれよ!」でなく、「やって下さいませんか」と丁寧にいっても、結局はお願いに変わらないのだから、どちらも自己中心といえるわ。
言い方を変えたとしてもお願いはお願い。

そう考えると、私たちは生きてる間いろんなところで相手に対しお願いをしている。
言い換えると、生きてる間はずっと「お願い」という形で自己中心を相手に吐き出しているといえる。
そりゃあどんなふうにお願いしても、結局は「自己中心」なのだから相手に対して伝え方を注意してないといけないわね。

また同じ相手でも、状況やまわりの変化によって、いつまでも同じ伝え方が通じるわけでもなかったり。
そうなると時には、自己中心的な人間に見えてしまい人間関係でもめるわけね。

なんとも、「お願い」とは厄介。
それなのに人は、それほど注意してないのが怖いなと思ったわ。
まあ、私もなんだけど。

まとめ

簡単にまとめると。

お願いは、全て「自己中心」。
生きてる間、ずっと自己中心をはきつづける。
なので、お願いする時は、伝え方を注意しないといけない。

この「お願いは自己中心」ということから、さらに思うことがあるので、この「お願い」について連作を書いてみようと思うわ。
1Pにすると、すごく長くなるので。

こういう発見から、つい妄想が爆発するのよね。
ルイス・キャロルも、妄想爆発しただけだったのかしら。

では、次回は「いつの間にか不思議の国に迷いこむ夫(仮)」です。

伝え方が9割

伝え方が9割

 

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