ボーと世の中をながめ、それを考える。
それはあちらこちらどこにでもあるが、普段はまるで見えない。
見るだけじゃダメだし、視る必要がある。
じーと視て、それのまわりを飛び回り、あっちからこっちからと、いろんなアングルからのぞいてみる。
視るだけでもダメだし、触れてみないといけない。
触れてみると、硬いと思っていたものが、とてつもなく柔らかかったりする。
いろんなところを触れ、いろいろいじってみる。
そして感じる。
視たものが、触れたものが何かを体の内に生み出す。
そして何かをみつける。
…
でも、後になってみるとそれはまだほんの1歩でしかなかったり、また一歩進んだら先はとてつもなく広いことに気づかされ、逆に100歩下がったのでないかとも思わされたりもする。
時には、そんなものはそもそもなかったのではないか、とも思わされる。
そして再び、視る。
そんないつ終わるか、終わらないかの戯れごと。