ある青年の話。
彼はもどかしかった。彼女を愛しているのに、愛せない。
彼女はお嬢様で、自分は貧しく夢を追いかけていて、将来が不安定。
自分についてくると、彼女を不幸にするのではと彼は思っていた。
しかし彼女は微笑んでいう。
「私はあなたと一緒にいるだけで幸せなのよ」
そして二人は抱き合った。
ここでカメラは空へと移動するのよね。
こんにちは、視点蝶です。
先日いつの間にか「山の日」という祝日ができていたわ。
20年ぶりの新たな祝日のようね。
まあ、わたしは毎日が祝日のようなのであまり関係ないのだけど、一般の人は祝日が増えるのは嬉しいですよね。
でも「海」、そして「山」ときたら、もちろん次は「空」よね。
「空の日」の祝日はいつ作られるのかしら~
祝日のない6月かしらね~
…と思っていたら、既にあるじゃない。
9月20日に!
えー、どういうことよ。
なになに。なんでも日本初の動力飛行に成功した日で、元は「航空日」で、のちに「空の日」に名前が変わったみたい。うーん。
でもこれ祝日じゃなく、記念日なのよね。
まあ記念日なんてたくさんありますからね。
わけわからないマニアックな記念日とか。「まつげ美人の日」とかあるし。
お金払えば誰でも記念日作れるみたいだし。
「空の日」があってもおかしくないわね。
まあ、いつか祝日にランクアップすることもあるのかしら。
しかし、よく考えると海と山は人気だけど、空は人気がないわよね。
なんか仲間ハズレ感があるわ。
「海と山、どっちに行きたい?」なんて質問はよくされるけど、「空行きたい人ー?」なんて質問はほとんどないし。
不公平ね。空が可哀想…
空が可哀想なので、今回は空について考えてみようと思うの。
それで空がなぐさめとなるなら。
そういうわけで、今回は「根性」のお話。
空の旅
よく飛行機で旅行することを「空の旅」という。
広告でもそういう表現をする。
でも、実際はそれほど空の旅って感じがしないわね。
離着陸の時は、まあ風景は見えるけど、基本的に窓から見えるのは、雲ばっかりだし。
それだと空の旅って感じがしない。
もっと低空ならいいんだけど、そうもいかないわよね。
どうしたらいいのか…
そうだ、下に窓をつけよう!(そうだ、京都へ行こう風で)
中国が好きな、あちこちにあるガラスの橋みたく。
下を透明のスケスケのガラスにするの。
スリルがあって、もう空の旅が最高に刺激的になるわ。
旅じゃなく、その気分を味わうために飛行機に乗るようになるでしょうし。
まさに空の旅ね。
もちろんガラスは中国製で。
中国でそういう飛行機を作ってくれないかしら。
いいえ、中国人ならできるわ!(もしや製作中?)
空の名前
あと、空がよくないのは「名前」がないこと。
海だと、「由比ヶ浜、七里ヶ浜、江ノ島、一色海岸、逗子海岸」とか名前ついてるわ。
山もそう。「富士山、阿蘇山、高尾山、筑波山、八甲田山」とか。
空には名前がない。これはおかしい。
日本人は「名前がつけるのが得意」なはずなのに。
色でも日本独特の繊細ないろんな名前あるし、雪でもいろんな名前あるのに。
たしかに、いろんな雲の名前とかはあるけど、そうじゃないわ。
ある程度の区切られた場所の、地名的な空の名前がほしい。
同じようで同じじゃない空なんていくらでもありそうだけどね。
その場所、気象環境によってさ。その場所ならではの。
空の色味とかを測定できる機械とかあるのかな?
とにかく日本人なら空にも名前をつけるべきよ。
いいえ、日本人ならできるわ!(日本人のセンスなら)
観光名所がないような地方でも、お手軽に観光地になりそう。
地方活性にもお得だと思うわ。
もっと日常的に飛ぶ
あと空に親しみがないのは、人はそんなに空を飛んでないからでしょうね。
空を飛ぶ機会があまりない。
「空を飛ぶ機械がない」ともいえるのかな。
身近なほうだとパラグライダーとか、気球とかかな。
もっと気楽に飛べたら。
例えば、あれなんてどうかしら。
遊園地とかにある、長くそびえたつ棒状の建物があって、カタカタカタと上にあがり、下にビューンと落ちるやつ。
あれが都会の町中のど真ん中で、サラリーマンが漫画喫茶に入るくらいの気楽さで、ワンコインで空を飛んで気分リフレッシュできるとか。
そういうお店をたくさん作ったり。
空を飛ぶだけで気分がリフレッシュできるって、けっこう空ってすごいと思うのだけど。
電車もね、ただ同じ地面をとおるのでなく、途中でジャンプとかすれば面白いのに。
ジャンプ台があって、何メートルか飛ぶ。
車で走っている途中で、段差があって、「うおっ!」て少し飛んじゃう感じで。
トンネル入る時に、少しドキドキする感じで、ジャンプする時にドキドキ。
ジャンプできる電車があったら毎日乗るのが楽しいかも。
まあ理想は、『銀河鉄道999』ぐらい飛べばいいのだけど。
あとは、もうすぐ空飛ぶドローンが荷物を配達する日がくるというけど、そのうち人間も空に運んでくれるのかもしれないわ。
タクシーが迎えにくる感じで、自宅にドローンが迎えに来て、電車のつり革みたくドローンにつかまり、指定の場所まで空を飛んで行くとか。
でも、みんながそうだと空が混んでしまうわね…
じゃあ、足が地上から10cmくらいで飛ぶ感じで。それならいいわ!
人間の科学力は、そこまで発展できるのかしら。
いいえ、日本人ならできるわ!(日本の科学力なら)
まとめ
飛行機ができて長年たち、空を飛ぶ好奇心がおさまったかには見えるけど、やっぱり人は空を飛びたいのだと思う。
空を感じたいのだと思う。
でも、まだ空を感じるには足りていない。
空を愛しているのに、愛せない。なんて、もどかしいのかしら。
もっと簡単に空を感じる方法はないかな…
そうだ、9月20日の0時00分になったら、みんなでジャンプして空を飛ぼう!(そうだ、京都へ行こう風で)