本質感

世の中の出来事や日常をモチーフに、「セカイの本質」を考えみつける思考ブログ。物語とユーモアをまじえ、「あらたな視点」をあなたに

映画は「夏」しか観てはいけない!

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今週のお題「映画の夏」

あるネコの話
彼は泣きながら、また僕のところへやってきた。
「うわっ、またかよ。」と僕は思った。
「こいつはどうしようもねえな。ほんとダメ人間だ。僕がいないとどうなるんだコイツ。」と僕は思った。
「とは言いつつも、僕は手をかしてやるんだよな。はぁ、僕も甘いな。」と僕は思った。
助けはしないで、手を貸すのよね。

脱皮する視点蝶

こんにちは、視点蝶です。

夏にやられています。
暑くてやられています。
頭がやられています。
アイスにやられています。
蚊にやられています。
やられるのが夏よね。

そんなわけで、今回は「素直」のお話。

夏は考えることができない

テレビで聞いたことがある。『ホンマでっか!?TV』だったかな。
夏になると、人は考えることが鈍くなり、感情的に走りやすくなる」と。
正確じゃないけど、そんなニュアンスのことを。

暑いせいで脳が疲労し、ボーとなり冷静に考えることができなくなり、理性が弱くなり、感情が強くなる。
なので、夏は開放的になったり、夏休みに恋人ができる人が増えたり、夏休みに自分探しの旅にでたり、ひと夏のアバンチュールが起きやすくなったりするみたいね。

理性が弱くなると、たしかにそうなるわ。
「ひと冬のアバンチュール」とか聞かないですし。
で、夏が過ぎると「ああ、なんであんなことしたんだろう」となるのよね。

もちろん理性を忘れると、悪いことが起きやすくなるわ。
感情にまかせるまま突っ走ってしまったり、悪いことを悪いことと思わなかったり。
周りの迷惑関係なく朝まではしゃいだり、平気で飲酒運転してしまったり。

でも悪いことばかりでなく、良いこともたくさんあるわ。
考えすぎてうまく動けない人が、夏の力を借りて行動的になったり。
恋に消極的な子が、夏のおかげで恋に積極的になったりね。
特に日本人は日頃から消極的だったりするので、開放的になってうっぷんを晴らせる夏はいいわ。

夏に映画を観ないでいつ観るの?

なので、夏は「映画」を観るべきだわ。

物語を味わうには、物語のセカイに入らないといけない。
現実世界から、物語の世界へと。
そんな時は、理屈は邪魔。
理屈でみるべきでなく、感情のままにみるべきだわ。

でも、普段はなかなか理屈が消えないのよね。
人は考えながら見てしまう。
今日の晩ごはんは何かな?とか、今日会社で嫌なことあったな…とか、この俳優なんとかなんだよな~とか、まあどうせ嘘の世界だしな~とか。
そんなふうだと映画の本来の味の「6割」しか味わうことができないわ。
それはまるで、冬に「冷やし中華」を食べているようなものね。

でも夏なら「10割」を味わうことができる。
夏で理屈が弱っているので、余計な理屈が消え、映画本来の味を味わうことができる。
それはまるで、夏に当たり前のように「冷やし中華」を食べるようなものね。

いえいえ。
むしろ「映画は夏しか観てはいけない!」といいたい。
映画の旬は夏。旬の時に味あわないと!
他の季節に映画を観るなんて考えられないわ。

オススメの映画

夏に映画を観るならなんでもいい。
でも絶対みなくてはいけない作品があるわ。

それが『映画 ドラえもん』。

どこにでもいる平凡な少年たちの大冒険。
新たな世界に出会い、驚き、感動し、悩み、戦う。
未来の道具があっても、なんでもできるわけじゃない。
一人で何かができるわけじゃない。
少年たちは葛藤し、そして一歩大人へと歩んでいく。

『映画 ドラえもん』には人生の全てがつまっているわ。
友情、勇気、悲しみ、弱さ、成長、善悪、未来、家族、愛、生きること、いやいや言葉じゃ足りない。
もう言葉にできない全てがそこにある。
それはまるで定番の「錦糸卵、キャウリ、ハム」が、きちんとそろっている「冷やし中華」みたいなものよ。

子供向けなんて馬鹿にする人はみえていないわ。
いや、理屈で考えている!
あるがままの素直さでみれば、その凄さがわかるはずよ。
大人がみれば、その深い意味に感動するはず。

子供のころに、みんな好きだった。
でも大人になったら、好きじゃない。そんなわけがないわ。
子供のころに純粋な気持ちで感じていたことが、ニセモノなはずがない。
純粋な気持ちを忘れているだけ。
夏の力をかりて、心を開放すればみえるはずよ。

そして大人になって汚れた気持ちを、洗い流してくれる。
だから、夏に1回は必ずみるべき映画ね。
癒やしとして。純粋な気持ちを取り戻すために。

さあ、耳をすませば聞こえるはずよ。
「助けて~ドラえも~ん」

まとめ

そういうわけで「夏」って春夏秋冬のうちでけっこう大事な季節かも。

「夏の力を借りる」という言葉から、夏だからこそできることがたくさんありそうよね。
夏の計画を立てる時は、「理屈を忘れ、感情を思いっきり吐き出してみたいことは何か?」という視点で考えてみれば、より夏を楽しめるかもしれないわよね。
でもノリノリで理屈を忘れるのはいいですけど、悪いことは何だったかは忘れちゃいけないわよ。

でも本当のことをいうと、理屈を忘れることができる時はいろんな場面であるわ。
失恋してすごく落ち込んで、音楽という作品がすごく身にしみたりね。

さて、夏の夜長に映画でもみようかしら。
録画しまくった映画、たまりすぎなのよね…
全部みたいけどみれない…助け(以下省略)