ある少年のお話。
彼の住んでいる街に、サーカスがやってきた。
少年はサーカスをスゴイ見たかったので、苦労してチケットのお金をかき集めた。
そして、チケットを買うために行列に並んだが、少年の1つ前で完売する。
最後のチケットを手にしたのは、彼より年下の小さい子供だった。
彼はガッカリしたし、子供をうらんだ。
そして、サーカスは終わり消えたのだけど、一緒にその子供も行方不明になった。
街の人は、子供はサーカスに拐われたとウワサしていた。
彼は、そのことを恐ろしいと感じたが、うらやましいと思った。
こんにちは、視点蝶です。
以前に、ネットの宝くじに手を出していたわ。
設定することで、毎週自動的に購入してくれるというアレ。
楽して大金を手にいることを夢みていたのだけど、もちろん手に入らない。
「今日こそは当たってるかしら!」と期待をこめて、発表をみても毎回スカ。
あれは当たらないように不正してるんじゃないかしら!信用ならないわ!
プンプンプンプン!
そんなわけで、途中でやめたんだけどね。
あー、バカをみるというのは、なんて素敵なのかしら(笑)
そんなわけで、今回は「0と1」のお話。
宝くじは当たらないけど、買うことが大事
ジャンボ宝くじで1等が当たる確率は、1000万分の「1」という話。
理論上は、絶対に当たることはないというけど、どうなのかしら?
私は、確率ってあまり信用していないところがあるわ。
宝くじはカミナリが人に落ちる確率と同じともいうけど、世の中にはカミナリに3回うたれた人もいますし。
それに連続した確率で考えると、日常ではスゴイ確率が頻繁に起きてると思うし。
外を歩いて、A君に会って、Bさんに会って、C君に会う確率ってどれほどなんだろ?
そもそも、A君に会うだけでも1億2千万分の1?世界人口で考えると…
まあ、数学は苦手だからよくわからないけど。
とはいっても、宝くじはそう簡単に当たらないのだけどね(笑)
確率の話はどうでもいいのだけど、ここで確実はことは「宝くじは買わないと当たらない」ということ。
どんなに「大金が欲しい!欲しい!」と願っても当たることは絶対にない。
買わないと絶対に当たることはない。「0」だ。
しかし、買うことでわずかだけど当たる可能性が生まれる。「1」だ。
当たり前なことだけど、宝くじは買わないと絶対に当たることはない。
夢・目標をかなえるなら「0から1」にしないといけない
「夢や目標をかなえる」という点で考えてみる。
その場合でも、0から1にすることは絶対的条件。
かなえるために、0から1への努力をする必要があるわね。
そんなことは誰でもわかっていると思うけど、意外とできてない。
自分では努力しているつもりでも、0のままだったりする。
何もしていないわけじゃない。何か頑張っているのに0のままだったりする。不思議なことに。
そうなると、もちろん夢や目標が絶対にかなわない。
なぜそんなことが起きるかというと、夢や目標をかなえることとは関係ない無駄な努力だったり、ポイントがズレた努力だったりするわね。
無駄な努力はいくらやっても無駄だし、ポイントがズレてると、いくらやっても前には進まない。
以前にテレビで聞いた話で、売れない若手芸人が、努力として「なんでやねん!」のツッコミを素振りのように繰り返し練習していたそうな。
まさにそれと同じ。そんな努力をしても売れるわけがない。0のまま。
夢や目標をかなえるなら、0から1にしないといけないわ。
漫画家になる方法
漫画家を目指している人を例にあげてみる。
※小説家でもいいけど
漫画家になるには、どうすればいいのか?
1つ目は、「道具」をそろえることが必要。
もちろん、道具がないと始まらない。
道具がないと0のまま。
2つ目は、「ルール」をしらないといけない。
専用の用紙に、どのような形式で描かなければいけないのかを知らないといけない。
知らないと0のまま。
3つ目は、「作品」を1つ以上作らないといけない。
作品を作れないとお話にならないし、作品という形が最低1つないといけない。
どんなつまらない作品でも、ないと0のまま。
最後は、仕事をするために「応募」しないといけない。
応募というアクションをおこさないと仕事につけない。
売れなそうな作品だったとしても、応募しないと0のまま。
このようなことをしないと漫画家にはなれない。
まあ、最近はデジタル漫画とか、いろんな仕事のつき方があるので、一概にコレとはいえないけど、基本はこのようなもの。
とにかく、4つの点に対して0から1にしないと、宝くじを買わないといけないわね。
そして、この4つのステップは難しいように思うけど、クリアするのは、宝くじを買うのは簡単。
まず、道具はお金があればいいし、ルールは少し調べればわかること。
作品を作ること。まあ、スゴイ・感動的な質の高い作品を求めなければ、誰でも作れる。素人でも作れる。とにかくでかすことを考えればね。
応募は、多少調べればわかるし、後は作品があればいいだけ。
なんとも簡単。なんなら幼稚園児でもできるし、1日でやろうと思えばできる。
1日で宝くじをゲット!
宝くじを買ったなら、実力がないうちに漫画家として仕事につける可能性は低いけど、当たる可能性はないわけじゃない。
作品がダメダメでも、出版社側が何かを感じてプロにしたてようとすることもあるだろうし。絵が下手でも、ヘタウマとかもあるし。絵はダメだけど話が面白いので、原作者としての道を進められることもあるだろうし。
まったく可能性がないわけじゃない。
しかし、1にするのは簡単だけど、0のままの人がけっこう多い。
漫画家なりたいと思っているのだけど、特に3つ目の「作品」を1度も作ったことがない人が多かったりするのよね。
よくあるケースだと、こんな例。
キャラクターのことばかり考えて、ストーリーをまったく考えない人。
キャラクターがどんな性格で、どんな背景をもっていて、どんな姿形をしていてとかを考えるのに没頭する。それはけっこう考えるのが楽だし、楽しい。
しかし、そこからストーリーを描こうと思うのだけど、ストーリーとしての考え方がわからないので描くことができない。で、またキャラクターを考えることに没頭する。作品をつくれないまま。
または、作品を描くけど「つまらない…」と感じて、途中で描くのをやめて1つの作品も完成させることができない人もいる。
1つ描いて途中でやめて、また新しいの描くけど、また途中でやめての繰り返し。
そこで、「技術が足りないから完成できないのだ!」と思い、技術あげようと技術的な本を読みあさることに没頭し、作品つくるのがほったらかしになるという人もいるわ。
そして、大抵は時間がたって、そのうち気力を失い漫画家になる夢をあきらめたりする。
そりゃあ0のままじゃあ、何も進まないですしね。
宝くじはどこにあるのか?
しかし、何をやれば0から1になるかは、夢や目標によってわかりにくかったりする。
何が宝くじなのかが、わからないことが。
例えば、「仕事で昇進したい!」「大金持ちになりたい!」「自分に合った最高のパートナーをみつけたい!」「No.1アイドルになりたい!」「健康寿命をのばしたい!」とか。
これらは、ちょっとわかりにくい。
ある程度の道が決まっているものならわかりやすいけど、いろんな道があると難しい。
自分で考えて、すぐわかるわけじゃなかったりするし。
探してみつけたけど、それは宝くじじゃなかったということもあるし。
まあ、すでに夢や目標がかなった人に話をきけばわかるかもしれないが、それはその人のケースだったりしますし。
なかなか、難しい。
しかし、難しいから何も考えないで馬鹿みたいに頑張るというのでなく、やはり何が0から1なのかは意識する必要はあるわね。
ボケーと何も考えないと、0から抜け出せないのは確かだし、運まかせすぎだし。
特に決まっていない、あいまいなのならば、結局は自分で探すしかないのでしょうね。
頭つかって考えて、絞りだすと。
また、自分だから1にできる、自分専用の1というのもありますし。自分だけの宝くじが。
まったく、宝くじ売り場があれば、本当に楽なんだけどね(笑)
おわり
0と1は、とっても大きな差があるわ。
0は、やっぱり0だし、何も無いし、どこにも行かない。
たった1の差なのに、雲泥の差。運命を大きく変える差。
1がわかっているなら、1にするのは、宝くじを買うのは小さい子供でもできる。
なら、あまり余計なことを考えず、黙って買うことも大事。
夢や目標があって努力してる人は、自分は0になっていないか問うてみてはどうかしら。
そういえば、「小学校の時に夢だった職業についた人」の調査では、かなった人は10%(10分の1)という話があるわね。もちろん、高い能力が必要な職業だったり、競争率の高い職業もあるから一概にいえないと思うけど。
でも、宝くじの1000万分の1よりは当たる確率は高いですね。
「ネットで宝くじ買ってる暇があったら、夢でも買えや!」ということでしょうか(笑)
ちなみに、注意点として世の中には「ブラック宝くじ」もあるわね。
人の欲望につけこんだ、恐ろしい宝くじ。
「あなたの夢が簡単にかないますよ」という触れ込みで、宝くじを売ろうとする。
1枚300円じゃなくて、だいぶケタの違う高めの値段。30万円?300万円だっけ(微笑)
時には「無料」とかいって、後々大きな危険をおってしまうものも。
それは逆に、夢や目標を失うリスクのある、下手したら人生を失う危険もある宝くじ。
そういうのだけには、気をつけて下さいね。