本質感

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ネットで相手を批判・誹謗中傷する人は、自分を傷つけるスキルがあがる

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ある狂戦士のお話。
彼は彼女の幸せのために戦ったし、彼女がいたからまともな精神を保っていられた。
しかし、彼女は愚かな者たちに殺された。
そんな彼を、もう誰も止めることができない。

視点蝶は狂戦士にジョブチェンジした

こんにちは、視点蝶です。

よくニュースのまとめサイトをみるのだけど、そのコメント欄はあいからず酷い。
大抵のニュースに酷いコメントがつき、あまり良いコメントがつくことはない。
まあ、それはそれでもう見慣れたのだけど、時々すごい気に入らないコメントがあるわ。

それが、同じコメントのコピペ。

同じニュースで、何回かに分けて同じコメントのコピペ。または、違うニュースでも同じコメントのコピペ。同じ人がやっているのだろうけど、それがとても気に入らない。
内容がどうのこうのでなく、「同じ」ということが気に入らない。
あまりにつまらないし、退屈すぎて嫌。退屈の嫌いな私はすごいダメージを受ける。

まあ、それをあえて狙っているのかもしれないわね。
それとも、同じコピペを繰り返すことで、「お前らはくだらない同じ毎日を過ごしている!」という高尚なメッセージ表現かも。そういう志が高い人なら多少は許すけど(笑)

そんなわけで、今回は「スキル」の話。

ネットで相手を批判・誹謗中傷する正義マンたち

ネットでは、相手を批判・誹謗中傷する人がいる。

相手のちょっとした問題発言に対して、ノリノリで批判しまくる。
または問題発言してなくても、相手のスキをつき、ノリノリで批判しまくる。
もちろん、根拠のない誹謗中傷が盛りだくさんで、相手を否定する。
そして、それで相手が傷ついたりする。

そんな人達がネットにはいる。まあ、昔からいる。

根拠のない誹謗中傷をするのは悪いことなのだけど、やはりネットの特性上そうなってしまうのね。
匿名性だし、みんなストレスたまってるし、みんな正義マンだし。
仕組み上、人の特性上、結局は起こるべくして起こっている現象。

仕組みが変わらない以上、どう振る舞うかはその人次第になってしまうわ。
ネットをリアルと思うか、それともネットはただの空想世界と思うか。
まあ、空想世界とも思えるからネットは面白いのだけど。

で、ネットそのものがどうとかは置いておいて、一つ不味いことがあるわね。
それは、相手を批判・誹謗中傷する人は「自らを危険にさらすリスクがあがる」ということ。

相手を傷つけるスキルがあがる

相手を批判・誹謗中傷する人は、繰り返しそれを行う。
獲物をみつけては、何度も何度も。

そうなると、もちろん相手の悪いところを発見するスキルはあがる。
また、悪口の語彙のスキルもあがっていく。
時には、相手が悪くなくても、相手をおとしいれる言葉をみつける力もつく。
彼らの批判・誹謗中傷スキルは、どんどんあがっていくわ。

要するに「相手を傷つけるスキル」はあがる。

現実だと、相手を批判・誹謗中傷することは簡単じゃないけど、ネットだと簡単にできてしまう。
現実はいろんな人の目もあるし、自分の立場もあるし、自分を良い人間だと思ってもらいたいという気持ちが働いたりするので、そう簡単にはいえない。
でも、ネットだと匿名性があるので、簡単にいえる。

簡単にいえるということは怖いことで、ブレーキがない状態ということ。

ブレーキ踏まないで、アクセル全開!
現実より、より酷いことがいえる。そしてスピードはどんどん加速し、限界まで加速する。行き着くとこまで酷いことをいえるようになり、現実では届かない領域にいってしまうわね。

そんなふうにネットで相手を批判・誹謗中傷する人は、現実よりスキルがあがっていく。
思っているよりも過剰に。

自分を傷つけるスキル

しかし、そうなると困ったことが起きるわね。

相手を批判・誹謗中傷するスキルをあげるということは、逆に「自分の悪いところをみつけるスキル、自分への悪口スキルが高くなる」ともいえる。

相手の悪いところをみつけるのだから、そりゃあもちろん自分の悪いところも同じようにみつける。
相手の悪いところをとことん強調して攻めるということは、逆に自分に対しても強調して攻めることができるようになってしまうということ。

そうなると、どうなるかはあきらかね。とっても恐ろしいことがおきる。
自分の悪いところを攻めるようになったり、小さい悪いところを大きく悪いと感じたり、また別に悪くもないのに悪いと決めつけて、マイナス思考になったりする。
すると、自分を傷つける人生をおくることになってしまうことに。

そして、さらに悪いことにブレーキを踏まないスキルもあがっているのだから、「自分への攻撃のブレーキが効かない」ということに。
それって、どんなに恐ろしいことなのかしら。

相手を傷つけるスキルがあがると、自分を傷つけるスキルもあがる。
考えてみればそうなるのは当たり前ね。
訓練して、頑張って身につけたスキルなのだから。脳は嘘をつかないのだから。

なので、相手を批判・誹謗中傷する人は、すごい危険なことをしてる。
そのようなスキルを頑張ってレベルをあげるのは、やめた方がいいのだけどね。

相手と私は違う

しかし、中には「私は悪くない」と思い込み、高くなったスキルの悪影響をかわそうとする人もいるわ。

批判した相手のようなことを私はしないと思い、例え同じことをやっても自分は悪いと思わず、自分に悪いことが起きても相手のせいにする。
そんな、「自分は悪いと思わないタイプ」の人がいる。

しかし、そういう人も悪い影響から逃げられないわね。
いくら嘘をついたとしても、しょせん嘘でしかない。
だから、嘘をずっとつき続けることはすごい苦しむことになるし、ストレスをかかえた人生を歩むことになる。
人は矛盾には耐えられない。そして、脳は嘘をつかないのだから。

考えてみると、人のせいにするタイプって、なんかいつもイライラしてるわよね。
それって結局、素直に自分の悪い点を受け入れられないからなのでしょう。素直に「ごめんなさい」して、受け入れたらいいのにそれができない。
また、そのスキルをあげるということは、自分が過剰に生み出したたくさんの悪い点と、敵と向き合わないといけなくなるので、なんとも大変。どうしようもないループ。

そんなわけで、ネットで相手を批判・誹謗中傷するのはオススメしないわ。
もちろん、現実でもね。

おわり

ネットでの批判は悪いといったけど、もちろん根拠のない悪口でなく、根拠のある意見の対立ならよいのだけど。
お互いの考えが、より高みへいくような。

しかし、悪口スキルというか、「否定するスキル」そのものが悪いわけじゃないわ。
物事の本質を考えるには「否定するスキル」が必須。
今ある考えを否定し、さらなる新たな考え(ジンテーゼ)を生み出せる。
そのスキルをよい方向へと使うと、強い武器となる。

それに、「否定するスキル」が高い人は「肯定するスキル」が高いはず。
否定することができるということは、普通は気づかない相手のいろんな部分を見てるということ。
なら逆に肯定すること、たくさん相手を褒めること、根拠なく相手を褒めることも可能(笑)
できるはずなのに、ただやろうとしないだけ。
そうすれば、もっと幸せな快感が生まれるのに。相手に悪口いう快感よりもね。

なので、そのスキルをもっと良い方向に使ってほしいわ。
スキルが可哀想ですし。

(おまけ)私は絶対に嘘をつきません

最近、有名芸能人の女性が、ネットをとことん活用して旦那を批判・誹謗中傷して世間を騒がせてますけど、あれもそうなのかしら。
彼女は、スキルをあげまくった最高進化系にみえる(笑)

彼女をみてると、彼女は「絶対に自分は悪いと思わないタイプ」と感じる。
自分の否を認めることはないし、自分の否をさらすことはない。
彼女が「自分についた嘘」を認めることはない。完璧にないでしょうね。

そして、彼女はつくろうために「自分は完璧にいい人」だということを過剰に演じる。
高級デパートの過剰な接客をしてくる店員みたいに。

だから、彼女がよく「私は絶対に嘘をつきません」というセリフは、少しせつなく感じるわ。