「俺たちの戦いはこれからだ!」
マンガ雑誌で、急に打ち切りとなり連載が終わると、こんなセリフがよく聞かれるわよね。
以前の話の展開とは違って、あまりの急展開で話が進み、いきなり終わる。
話のつじつまが、ぶっ飛んでいたりする。
逆にそれが面白かったりするのよね。
こんにちは、視点蝶です。
選挙も終わってしまいましたね。
盛り上がっていたものが終わると、ホッとしますよね。
頭でグルグルしてたものがなくなってスッキリ。
これでもう何も考えなくていい。
よかったわー。
…
あれ、でも待って。
それは本当に終わったのかしら?
いえいえ違うわ。
なんてことかしら。何も終わってなんかいない。
むしろ、これからよ。
「俺たちの戦いはこれからだ!」よ。
そういうことで、今回は「満足」のお話。
人は「大きな選択をする」と満足して、後は何も考えない
人は「大きな選択をする」と満足するわよね。
そこからもう何も考えないし、何もしない。
それって冷静に考えるとおかしいわよね。
選択を終えたからって、それで終わるわけじゃないし。
この先はずっと続く。
選挙でいうと、終わってからもやることはたくさんあるわ。
その選ばれた議員がどういう活動するのか、本当に言った政策を実行するのか、党内でどういう動きするかとか、また全体の政治の動きがどうとか、まあいろいろ視たり、考えたりすることがある。
でも、人は一切そんなことは視ようとはしない。
次の選挙の時には、その人が何をしたかも知らない。何を考え、どう行動したかも知らない。
人によっては、以前は誰に投票したかすら覚えていないでしょうね。
それってどうなのかしら?
似たようなことは「男女の間」にもあるわ。
「結婚」も大きな選択よね。
恋人の時には奥さんに対し、いろいろ考え、いろいろ気をつかってくれ、すごく優しくしてくれた。でも、結婚したとたんに適当な扱い。奥さんが大変でも、心の中で苦しんでいても、まるで無関心。
結婚したとたんにコレよ。
結婚という大きな決断をすると、もう満足して何も考えないし、何もしない。
そもそもの「目的」を忘れてしまう
なぜ満足してしまうかというと、その原因の1つは「本来の目的を見失う」ことでしょうね。
そもそも選挙の目的は何かしら?
国民の義務だから投票しているだけなの?
いえいえ、何か本来の目的があったはずだわよね。
それは単純に「世の中をよくする」ことでしょう。
人によっては「自分の住んでいるセカイだけをよくする」と考えてる人もいるけど、まあそれも含め、大きくいうとそういうこと。
目的が「世の中をよくする」だったら、選挙がおわったらオシマイ、とならないわ。
その目的にむかい、何か行動をおこすでしょうね。
しかし、まるで選挙をするために選挙をしてるかのよう。
選挙をすることが目的で、目的が「手段」に変わっている感じがする。
選挙は、目的の手段の1つでしかないわ。
先の夫婦の話でも、男性は「本来の目的」を忘れているのではないかしら。
本来の目的は、「お互いが幸せになる」ために2人は一緒にいるのでしょう。
結婚はその目的の手段の1つでしかないわ。
でも、まるで「結婚」が目的のように。結婚して満足して、相手のこと考えるのオシマイ。
目的が「お互いが幸せになる」だったら、結婚前だろうが後だろうが関係なく、相手の幸せについて考えるはずなのに、そうはならない。
「結婚前だけ」しか2人のことを考えない。
さらに目的を見失うっていうことは「お互いが幸せになる」でなく、「自分だけが幸せになる」に目的に変わっている場合があるから困るわね。
本来の目的って、ほんとすぐ忘れやすいから。
まあ、そもそも本来の目的すらわからない人もいるけど。
普段から考えていない
さらに満足してしまう他の原因は、「普段から考えていない」ということだと思うわ。
普段から考えていないから、考え慣れていないから、その時になって一気に考える。
で、考え疲れて「もう考えるのイヤッ!」となる。そして後は何も考えなくなる。
政治はたしかに複雑で難しく、面倒だわよね。
真面目に全部考えたら、頭がパンクしてしまうわ。
でもそこまでいかなくても、「ほどほど」には考えることができるでしょう。
ほどほどに考え、政治を考えることに慣れてないと、終わってからも考えることができない。
考える筋肉がモリモリないとね。
先の夫婦の話だと、どうかしら。
普段から「お互いが幸せになる」について考えているのかしら?
今、彼女がどうすれば幸せになるか?今後、どうすれば彼女が幸せになるか?お互いが幸せになるにはどうすればいいか?などなど。
結婚前だけ2人のことを考えればいいだけでなく、それは普段から考えるもの。
普段とは恋人中もそうだし、結婚後もそうだし。
そういうことを普段から考えないと、その場限りの考えになってしまう。
また普段から考えることで、考える力もつくし、考え方が成長するわ。
年を重ねるごとに、実際にいろんな経験を積むごとに考えは変わってくるし、考えはより成長し、より深い考えになる。
何事も大切なことは、普段から考え慣れてないといけないわよね。
世の中をよくする
国政選挙は「世の中をよくする」目的の1部分でしかないわ。
「世の中をよくする」という視点でまわりを見渡すと、いろんな手段がころがっていることに気づく。
例えば、国の政治にはアレコレいうわりには、県や町の政治には人は無関心。
感心するほど無関心よね。
自分たちのすぐ身近なことなのに、こちらは国の政治より頭を使わない。
むしろ「そんなものあったのかしら?」状態です。
特に、自分の住んでいる町のことをもっと知ることが「世の中をよくする」一歩。
町長の名前がいえる、自分の町の人口がおよそ何人かをいえる、自分の町の特産をいえる。自分の町がどういう問題をかかえ、課題にとりくんでいるか3つあげられる。
これぐらいは言えないとね。
もちろん「世の中をよくする」なら、政治だけじゃないわ。日常にもあるわよね。
困っている人を手助けする(おばあさんに席をゆずるとか)。人に優しくする。近所の人に挨拶する。親を大切にする、友達を大切にする、仲間を大切にする、部下を大切にする。
そうそう、あとは「奥さん」を大切にするとかね。
「どうすれば奥さんが笑顔になるかな?」と普段から考えれてれば大丈夫。
ほんの一時でも、1人でも幸せにできれば、世の中は変わりよくなるわ。
本来の目的をとらえれば、手段はいくらでもある。
まとめ
人は大きな決断をすると満足して、そこでオシマイにしてしまうわ。
その後何も考えないし、何もやらない。
大きな決断は目にみえやすいので、満足しやすいし、とらわれやすい。
それは人生のいろんな場面で起こる。
本来の目的を忘れず、普段からそのことを考えることに慣れるようにしないとね。
大切なことはその場限りではないのだから。
マンガの連載は終わったけど、マンガの中の主人公たちの戦いは終わってはいないわ。
わたしたちの知らないところで、彼らは戦っているの。連載は終わったけど。
戦っている、わたしたちの心の中で。
さあ、最後に一緒に叫びましょう!
「俺たちの戦いはこれからだ!」