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「夢を願う」ことは自己中心でしかない(書籍『伝え方が9割』3)

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ある少女のお話。
決めた!わたしアイドルになる!
青い空に向かって叫んだ少女の目は、キラキラと輝やいている。
少女は今のこの青い空が、世界にずっと続いていると信じていた。
若いってイイですね。

芸能人として活躍している視点蝶

こんにちは、視点蝶です。

最近は、寒くなって肌が乾燥してきて、かゆいかゆいです。
プチ情報なんですけど、ある皮膚科のお医者さんが言っていたわ。
かゆみ」というのは、ずっと続くわけじゃないとのこと。
かゆみが続くのは15分くらいで、かかずに耐えてれば、いずれかゆみは引いていくんですって。
でも、かいてしまったら、さらに15分伸びると(笑)
これを知っているなら、かかずに「耐えよう!後15分、10分、5分!」となりますよね。
でも知らないと、かいてかいてかきまる。そして酷いことに。
今回のお話も、そんなお話。

そして、今回も「お願い」について。

初回のあらすじ

書籍『伝え方が9割』から、人に何かをお願いする行為は「全て自己中心」と気づく。
どんなレベルの「お願い」も、どんなに丁寧に言い方を変えても自己中心。
人は生きてる間、ずっと人にお願いをして生きていくので、伝え方には注意が必要。

詳しくは始まりの記事をどうぞ

www.honsitukan.com

夢を願うというのは、自己中心的なこと

人はいろんな夢を願う。
「アイドルになりたい!」「スポーツ選手になりたい!」「会社の社長になりたい!」「たくさんの貧しい人を救う人になりたい!」
なんて素敵なの!

しかし、冷静に考えてみると「夢を願う」というのは、「願う」ということは「願い」、つまり「お願い」。
そして「お願い」なのだから「自己中心的な考え」ということ。
それは「自分のための行為」だから。
自分がやりたいから、自分のためになることだから、自分がそういう欲求にかられるから。

意外と人は、そこに気づいていないわ。

夢といっても、小さいものから大きなもの、いろんな種類のものがあるけど、今回は「仕事」となる夢を中心に考えてみますね。

自己中心だと気づかず、夢を追い続ける

自己中心的に夢を追いかける。

自己中心だということは、もちろん不味いことが起こるわ。
自分中心に考えて、行動するということは誰が考えてもよくないよくないことが起こる。

自分が悪いのに人のせいにしたり、自分のために人を騙したり、協力してくれる人を道具のように利用したり、他の夢を追いかけている人(ライバル)を蹴落とそうとしたり。
そんなことが起こってしまう。

すると、もちろん夢は叶わない。

夢といっても、結局は「仕事」といえるわ。
自己中心的にやられても、仕事は成功しない。
簡単にいうと「営業の人間が、自分のために客に無理やり商品を売りつけるようなもの」。
そんな人の商品なんて、誰も買わないわよね。
そして誰も、そんな人が成功するなんて思わない。

そんなことを気づかず、人は夢を追いかける。

ちなみに「夢を持ってる人」を見ると、なんか嫌な印象を受ける人がよくいるけど、それはその人が「自己中心的」な姿に見えるからなのでしょうね。無意識レベルで。「夢を持ってる人」は、それだけで「自己中心まるだし」みたいな感じですから。

自己中心的に突き進み、夢を叶えた人

しかし、中にはそういう姿勢でも夢が叶ったりする人もいるわね。

先の営業の例だと、たまたま「口が上手い」という才能があって、客を騙して商品を売りつけることができるわ。
つまり、夢が叶う。

でも、それで夢が叶ったといえるのかしら?
まあ、本人が叶ったといえば、叶ったことになるのだけど。

しかし、それで叶ったとしても、自己中心というのはどこかでボロがでるわ
ボロが出て、一瞬で破滅するなんて、世間ではよくあることだし。
それって、常に何らかの「大きなリスク」を抱えて生きてるのと変わらないわね。
首の後ろに、押されたら死んでしまうスイッチがあって、それを常に守っているようなもの。
なんて面倒な人生なのかしら。

夢の叶え方

「自己中心」では夢は叶わない。
で、じゃあどうすればいいかというと、単純に「相手のことを考える」ということね。

仕事ではよく言われるけど、「相手のために、相手の幸せを考えること」が夢を叶える秘訣。
仕事ではごく当たり前だけど、夢となるとそういう風に思ってなかったりするわ。
不思議なことに。

しかし、何が「相手の幸せのためになるのか」を考えるのは、簡単なようで難しい。
例えば、アイドルになりたい子が「男性の理想の女性像を演じることが、相手のためね!」と考えるかもしれないけど、それだと失敗するわ。
それは表面的なことだから。
コツとしては、その「相手のため」の行動が、その相手からさらに別の相手に広がっていくようなものならよいわね。

まあ、夢のそもそもの動機が「相手のため」だったら、シンプルに成功しやすいのだけどね。

自己中心ロケット

とはいっても、夢となると「自己中心」の力も役立つことがあるわね。

大抵の場合は、「◯◯の夢を叶えたい!」というスゴイ自己中心的な欲求から夢をもち、夢への強い行動が生まれたりする。
ロケットの加速のように。ドキューン!

もし、そんな欲求がないと夢を持とうとか、あまりないかも。
そのために色んなもの捨てたり、たくさんの時間を夢のために使ったり、リスクおって頑張りたいと思わないかも。

そういう人だから、今までの既成概念を壊して新しいことをしたりするし。
まあ、それが良いことが、悪いことかは別にして。

だから、ある程度の自己中心的な欲求は必要なのかもね。夢の初めは。
後は加速してる時に、相手のことを気づけるかどうかなのかしらね。
ということは…2段ロケット?
「自己中心」で発進し、「相手のため」で再加速、で宇宙じゃなく、夢に到達!

夢は、2段ロケットで叶う」名言かしら?(笑)

まとめ

簡単にまとめると、

「夢を願う」ということは、自己中心
自己中心的に夢を追っても、夢は叶わない
相手のために、相手の幸せを考えないと、夢は叶わない
しかし、夢の初めに自己中心は必要

こんな感じ。

夢を叶えようとする人は、自分1人で夢が叶うと思っているわ。
でも、夢はデカければ、デカイほど1人では叶わない。
大きな夢というのは、いろんな人の思いの集まり、「相手のため」という思いで叶っているといえる。
だから、大きな夢というのは、綺麗に輝いている。キラキラ

でも、人はそれを「自分の力」と勘違いするのよね…
私は他の人間とは違う。人を超えたスゴイ存在なのよ!神よ!
いいえ、ただの普通の人間ですから(微笑)

しかし、「夢」は特別な感じにみえるけど、結局は人が「自分の人生の幸せを願う」ことと変わらないわ。だから、夢を持ってようが、持ってなかろうが同じなんだけどね。夢がなくても、やることは変わらないと。

皆さんの夢が叶いますように!

次回は「お願い」シリーズ、最終回!「少女の片思いは、そっと心の奥に(仮)」。
それでは、また。

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(おまけ)夢を願う者は、騙される

夢というのは、強い気持ち、強い欲求

そして、悪い人間にとっては、それはとてもつもない格好の「餌(えさ)」となるわ。
そういう強い欲求を持った人間を騙すのは、簡単だから。
強い欲求のせいで、自分を冷静にみれないし、周りを見れない。

だから、そういう事件はよく起きるのよね。
アイドルだと、力を持ってそうな人に「TVに出してあげるから、俺と付き合いなよ」とか。
大金が欲しいとか、起業したいとか、結婚したいとか、美しくなりたいとか、健康になりたいとか、そういう人達もコロコロ騙される。

不思議なことに、そこを狙う悪者は、いろんなジャンルに潜んでいるわ。
悪者たちは、それが餌だとしっているから。
人の強い欲求が、騙しやすいことを知っているから。

夢を持つのはいいですけど、こういう人達には気をつけて下さいね。

有名人とか、校長先生とか「夢を持て!」とか言いますけど、そういうこともシッカリ言わないと。まったくだわ…

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